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原油相場は上昇、サウジ12月原油輸出を日量12万バレル削減へ、ムハンマド皇太子が近くに新国王に即位との報道も支援材料(9日)

マーケットニュース、市場動向

[11/9 ニューヨーク終値]

WTI12月限 57.17 ドル/バレル 前日比 +0.36(+0.63%)H 57.53 L 56.69

原油先物相場は、サウジが12月の原油輸出を削減すると発表したことや、サウジのムハンマド皇太子が近くに新国王に即位すると一部メディアが報じたことで、買いが優勢となった。

サウジのエネルギー省は、12月の原油輸出を11月比で日量12万バレル削減すると発表した。サウジは、前月、11月の原油輸出を日量56万バレル削減すると発表していた。需給が引き締まるとの見方が広がり、原油相場の支援材料となった。ただ、サウジの12月の原油輸出は、過去5年間、毎年減少(16年12月は前月比24万バレル減、15年は同23万バレル減)していることから、季節要因との見方もあり、買いは続かなかった。

サウジアラビアのサルマン国王が、近くに退位し、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が新国王に即位する可能性があると報じられた。中東系メディアのアルアラビーヤやアルヤウムは、2日以内に王位継承がおこなわれる可能性があると伝えた。サウジアラビア政府は、王子や閣僚などを汚職の疑いで逮捕し、関係する個人の銀行口座の凍結が進められており、ムハンマド皇太子が権力基盤を固めていると伝えられていた。イエメンを巡りイランとの対立が深まる中、ムハンマド皇太子が即位した場合、イラン、レバノン、イエメンとの関係がさらに悪化するとの見方が広がり、原油相場の支援材料となった。

サウジ、クウェート両政府がレバノン国内の自国民に即時退去を呼びかけたと伝えられたことで、軍事衝突への警戒が強まったことも、原油相場の支援材料となった。

クウェートのOPEC担当責任者は、本日、協調減産合意について、「期間延長、減産幅の拡大を含めて多くの選択肢がある」と話した。また、「サプライズの可能性もある」と話した。市場では、11月30日に開かれるOPEC加盟国と非加盟産油国の会合で、協調減産の延長が決定するとの見方が支配的となっており、原油相場を支えている。

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