原油価格ニュース

原油相場は下落、米原油生産量回復への警戒強く、ロングポジションの調整売り(10日)

マーケットニュース、市場動向

[11/10 ニューヨーク終値]

WTI12月限 56.74 ドル/バレル 前日比 -0.43(-0.75%)H 57.35 L 56.55

原油先物相場は、米原油生産量の回復への警戒が強まる中、ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグのデータで、パーミアン盆地など主要シェールのリグの増加が確認されたことが重荷となり、売りが優勢となった。

米エネルギー情報局が7日に発表した短期エネルギー市場見通しで、11月米原油生産量が大幅に回復するとの見通しが示されたことや、EIAが8日に発表した週間石油在庫統計で、原油生産量が1983年以降過去最高ととなったことで、米原油生産量の回復への警戒が強まり、ロングポジションの縮小を促した。

イランの支援を受けるシーア派組織ヒズボラの指導者、ハッサン・ナスララ氏は、サウジアラビアがレバノンに宣戦布告したと非難した。また、レバノンのサード・ハリーリー首相が拘束され軟禁されているとサウジを非難したと伝えられた。フィナンシャルタイムズが伝えた。ただ、サウジとイラン両国は、協調減産合意を支持しており、エネルギー政策への影響はないとの見方が強く、原油相場への影響は限定的となった。

イラクは、イランと、イラク北部キルクーク地方から3万バレルから6万バレルの原油をイランへ輸出し、イラク南部へ同数量のイラン産原油を輸入することで合意したと伝えられた。石油メディアアーガスが伝えた。合意が履行された場合、クルド人が主導する自治政府「クルディスタン地域政府」(KRG)は抵抗するとみられるが、現時点では、原油相場への影響はみられなかった。イラク北部キルクーク地方とシーハンを結ぶパイプラインの原油輸送量は、前年は最大で約60万バレルを輸送していたが、本日時点で日量約3万バレルまで減少していると伝えられた。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグ数は、前週から9基増加し738基となった。主要シェール生産地域では、カナウッドフォード盆地(オクラホマ州)は7基増加し、パーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)は6基増加した。米石油リグが増加に転じたことは、原油相場の重荷となった。

米国 11/10/17 前週比 前年比
石油リグ 738 +9 +286
ガスリグ 169 0 +54
混合 0 0 -1
米国リグ合計 907 9 +339

石油リグ地区別 11/10/17 前週比
Ardmore Woodford 1 0
Arkoma Woodford 0 0
Barnett 2 0
Cana Woodford 73 +7
DJ-Niobrara 26 0
Eagle Ford 60 0
Fayetteville 0 0
Granite Wash 10 0
Haynesville 0 0
Marcellus 0 0
Mississippian 5 0
Permian 386 +6
Utica 0 0
Williston 48 0
Others 127 -4
Total US RigCount 738 +9

原油見通し

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