原油価格ニュース

原油相場は小幅高、10月OPEC生産量減少で買い先行も、米シェール生産量見通し上方修正で売り圧力(13日)

マーケットニュース、市場動向

[11/13 ニューヨーク終値]

WTI12月限 56.76 ドル/バレル 前日比 +0.02(+0.04%)H 57.15 L 56.30

原油先物相場は、OPECの原油生産量がイラク、べネスエラの影響により減少したことが示されたことで買いが先行したが、米シェール生産量見通しが上方修正されたことや、協調減産の延長期間を巡り不透明感が広がったことで、売り圧力が強まり、前日とほぼ変わらない水準まで押し戻された。

石油輸出国機構(OPEC)が発表した月報によると、10月の原油生産量は、前月比15.1万バレル減の3259万バレル/日となった。イラクの生産量が前月比13.1万バレル減となり、大幅に減少したほか、ナイジェリアが前月比5.4万バレル減、ベネズエラは前月比4.4万バレル減となった。ベネズエラの生産量は、2次ソースベースで186.3万バレル/日となり、1989年以来過去最低水準となった。また、OPECは同報告で、17年の世界の石油需要見通しを前回から7.4万バレル上方修正し前年比153万バレル/日増の9694万バレル/日とし、18年の世界の石油需要見通しを前回から13万バレル上方修正し前年比151万バレル/日増の9845万バレル/日とした。中国、インド、欧州など需要見通しを引き上げた。一方で、17年の非OPEC石油供給量見通しを前回から2万バレル下方修正し、前年比65万バレル/日増の5767万バレル/日とし、18年の非OPEC石油供給量見通しについても前回から7万バレル下方修正し、前年比87万バレル増の5854万バレル/日とした。中南米の原油生産量見通しを下方修正した。

10月のOPEC原油生産量が前月比で減少し、18年の見通しについても需要は上方修正、供給は下方修正されたことで、需給の改善が加速するとの期待が広がり、原油相場の支援材料となった。とくに足元でベネズエラとイラクの原油生産量が大幅に減少し、中南米の原油生産量見通しが下方修正されたことが買い材料視され、買いが先行した。

米エネルギー省エネルギー情報局が本日発表した掘削生産性報告(DPR)では、11月の米シェール生産量見通しは、前回から5.5万バレル上方修正され609.4万バレル/日となった。12月の米シェール生産量見通しは、前月比8万バレル増の617.4万バレル/日となった。12月のパーミアンシェールの生産量は前月比で5.8万バレル増加する見通しとなった。米シェールの生産量が引き上げられたことは、原油相場の重荷となった。

アラブ首長国連邦(UAE)のマルズーイ・エネルギー相は、18年を待たずに今月30日に開かれるOPECと非加盟産油国の会合で、協調減産の延長を決めるべきとの考えを明らかにした。ブルームバーグが伝えた。また、「期限の延長について、反対する産油国はいない」と話したと伝えらえた。ただ、延長期間については、「現在、議論をしている」と述べるにとどめた。フランス24が伝えた。市場では、18年末までの期限延長がメインシナリオとみられている中、延長期間が議論されていると伝わったことは、原油相場の重荷となった。

原油見通し

原油価格ニュース

スポンサーリンク

アースエレメンツ・アドバイザーズ/リサーチ

本サイトに掲載のすべての情報は万全を期しておりますが、その内容の信頼性、正確性および完全性について当社が保証するものではありません。取引や投資に関する最終判断は利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いませんので、予めご了承ください。