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原油相場は上昇、キーストンパイプライン停止を手掛かりに買い戻し(17日)

マーケットニュース、市場動向

[11/17 ニューヨーク終値]

WTI1月限 56.71 ドル/バレル 前日比 +1.36(+2.46%)H 56.76 L 55.39

原油先物相場は、原油漏れで停止したキーストンパイプラインが23日まで再開しないと伝わったことで、買い戻す動きが広がり上昇した。外国為替市場で、ドルが売られたことも支援材料となった。

トランスカナダ社は、サウスダコタ州で起きた原油漏れの影響で、前日から停止しているカナダと米国を結ぶ「キーストンパイプライン」は、23日の再開を予定していると発表した。同パイプラインは、約60万バレル/日の原油をカナダからイリノイ州、オクラホマ州、テキサス州へと輸送している。また、ネブラスカ州の公共事業委員会は、20日月曜日に既存のパイプラインを拡張する「キーストンXL」の建設許可の是非を問う投票を実施する予定となっている。「キーストンXL」の建設計画を巡っては、3月にトランプ大統領が、連邦政府の建設許可を大統領令で発行しており、ネブラスカ州公共事業委員会の投票が最後のハードルとなっている。

市場では、キーストンパイプラインが停止したことで、オクラホマ州のクッシング在庫が前週に続き減少するとの見方が広がり、原油相場の買い材料となった。また、「キーストンXL」の建設許可を巡る投票に影響が及ぶとの見方が一部で広がったことも支援材料となった。

外国為替市場で、ドルが対ユーロに対し売られたことも原油相場の支援材料となった。米長期金利が低下する中、ファンドなどの投機筋が米ドルロングとユーロショートを同時に減少させていることが影響したとみられる。ドルが売られたことで、ブレント原油に対する買い意欲が増し、原油相場の支援材料となった。

ベイカーヒューズ社が発表した米石油リグ数は、前週からかわらず738基となった。主要シェール生産地域では、パーミアン盆地(テキサス州/ニューメキシコ州)が5基増加したことが目立ったが、ウィリストン盆地(モンタナ州/ノースダコタ州)、カナウッドフォード盆地(オクラホマ州)などが減少した。パーミアンシェールが前週に続き増加していることが懸念されるが、原油相場への影響は限定された。

米国 11/17/17 前週比 前年比
石油リグ 738 0 +267
ガスリグ 177 +8 +61
混合 0 0 -1
米国リグ合計 915 8 +327

石油リグ地区別 11/17/17 前週比
Ardmore Woodford 1 0
Arkoma Woodford 0 0
Barnett 2 0
Cana Woodford 74 +1
DJ-Niobrara 25 -1
Eagle Ford 60 0
Fayetteville 0 0
Granite Wash 10 0
Haynesville 0 0
Marcellus 0 0
Mississippian 5 0
Permian 391 +5
Utica 1 +1
Williston 47 -1
Others 122 -5
Total US RigCount 738 0

原油見通し

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