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原油相場は反落、ロシアが協調減産延長支持で材料出尽くし感 キーストンパイプラインの再開決定も重荷(27日)

マーケットニュース、市場動向

[11/27 ニューヨーク終値]

WTI1月限 58.11 ドル/バレル 前日比 -0.84(-1.42%)H 58.99 L 57.55

原油先物相場は、ロシアが、前週金曜日に協調減産合意の延長を支持する意向であると伝えられたことで、材料出尽くし感で利益確定売りが強まる展開となった。また、キーストンパイプラインが28日に再開する見込みとなったことも売り材料となった。

トランスカナダ社は、キーストンパイプラインが28日に再開すると発表した。サウスダコタ州で起きた原油漏れ事故の影響で今月16日から停止していたキーストンパイプラインが再開できる目途が立ったことで、クッシング在庫が再び増加することへの警戒が広がり売り材料となった。同パイプラインは、59万バレル/日の原油をカナダからイリノイ州、オクラホマ州、テキサス州へと輸送していた。再稼働することで、カナダ産原油の輸入量が増加し、オクラホマ州のクッシング在庫に再び増加圧力がかかるとの見方が広がった。

イラク北部キルクーク地方とシーハンを結ぶパイプラインによる原油輸送量は、48万バレル/日まで回復したと伝えられた。イラク北部の原油フローが回復に向かっていることが伝わったことは、原油相場の重荷となった。

石油輸出国機構(OPEC)最大の産油国であるサウジアラビアは、リビアへ、原油生産量に上限を設けることを受け入れるよう要請していることが伝わった。減産合意で適用除外となっているリビアの原油生産量がOPECの供給量の上振れ要因のひとつとなっていたため、上限が導入されれば、減産幅が拡大する可能性がある。ただ、リビア外相は、本日、メディアに対し「協調減産の延長は、すべての参加国にとって必要であれば実施するべき」と話した。リビアが受け入れるか不透明であるため、現時点では原油相場への影響はみられなかった。

ロシアは、前週金曜日に、協調減産合意の9カ月延長を支持する意向であると前週金曜日に伝えられた。また、ロシアは減産幅を市場連動で調整する条件を設けることを検討していると伝えられた。ノヴァックエネルギー相は、「複数のオプション(選択肢)を検討している。合意内容の詳細については、30日の会合で協議する必要がある」と話し、延長期間や減産幅については、触れなかった。

今週のEIA週間石油在庫統計の市場予想は、原油在庫は254万バレル減、ガソリン在庫は97万バレル増、中間留分は16万バレル増、製油所稼働率は+0.7%となっている。

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